1972年に発足した世界環境デーのイベントは、毎年場所を変えて開催されています。
ニュージーランドは世界に先駆けて排出ガス削減とカーボンニュートラルな経済の実現に向けて積極的に動いているとして、2008年のホスト国に選ばれました。
2008年の主な議題は、「悪い習慣」をやめ、経済活動や日常生活における二酸化炭素排出量を削減することでした。
世界環境デーに伴うイベントは首都ウエリントンを中心に行われ、
全国各地のコミュニティでも環境に対する貢献をアピールする催しがありました。
その内容は、芸術作品や写真の展示、絵画とポスターのコンテスト、表彰式、シンポジウム、
レクチャー、見本市、オークション、フェスティバル、ファンランなど多岐にわたり、
世界環境デーに連動したイベントは、世界各国でも企画されました。
また、カーボンニュートラルを目指す具体策としては、建造物や電気製品の省エネルギー化や、
森林による温室効果ガスの相殺などが注目されており、地球の温暖化に関わる排出ガスの20%は、森林の伐採がもたらしているとも言われています。
林業は主幹産業であり、森林保護にも熱心なニュージーランドは、世界環境デーを機に、
優れた技術と森林管理が地球温暖化対策の具体的な目標の達成において果たす役割に焦点をあてようとしています。
2008年当時のニュージーランドのヘレン・クラーク首相は地球規模の環境保全対策の一環として、自国の排出ガス削減を推進していました。
「気候変動という課題に取り組むにあたっては、二酸化炭素を排出する悪い癖を矯正することを世界規模の目標としなければなりません。
世界環境デーは諸外国の改善策から学ぶ機会でもあるので、とても楽しみにしています」と首相は語っていました。
ちなみに、今年2009年の世界環境デーは、メキシコで開催され、
テーマは「地球はあなたを必要としている・気候変動と闘うために団結しよう」でした。
気候変動と闘うために、南米諸国の役割は政治的にも実践的にも重要となってきており、
今回の決定はそれを反映したものとなったようです。

2009年8月 6日登録