オーストラリア大陸東側を南北に走るグレート・ディバイディング山脈の一部、1436kmに渡って広がる地域がブルーマウンテンです。
グレーター・ブルーマウンテンズ地域は、91種ものユーカリが広範囲で自生する地域で、ここ以外には見られない非常に貴重な地域です。これらのユーカリが大気中に放出するガスの色が水色であることから、ブルー・マンテンズの名前がつけられました。
さらに、1億年以上前の植物とされるウォレミマツや、132種の固有種など、豊かで貴重な植物も生息しています。
また、グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は、8つの国立公園からなっていて、シドニーからも約2時間くらい列車の乗ってこれる距離にあるため、人気の高い世界遺産となっています。
地域一帯は、標高1,300m級の砂岩の峰々が連なる山岳地帯で、絶壁や渓谷、滝などが点在し、また断崖の上には3つの大きな岩が寄り添う、伝説の奇岩「スリーシスターズ(三姉妹岩)」があります。
このスリーシスターズには、悲しい伝説が伝わっています。
かつて、この地で美しい3人姉妹と祈祷師の父親が平和な生活を営んでいた。ある日、このブルーマウンテン一帯に住んでいた魔王が娘たちを襲いにやって来た。驚いた父は娘たちを、魔法の杖を使って岩にして隠す。しかし、そのことを知った魔王は父親を襲いだした。父親は魔術で自分をコトドリに変身させ、岩穴の中に逃げ込んだ。しかし、コトドリになった父親は、魔法の杖を谷底に落としてしまい、再び元の姿に戻ることができず、娘たちも一生人間に戻ることができなくなってしまった。こうして残った岩、それがスリーシスターズという伝説が伝わっています。
しかし、この伝説も地方によって内容が色々あるようで、その中でもこのお話が代表的だと言われています。
Created with Admarket's flickrSLiDR.2010年5月17日登録