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イギリス・ロンドン市民に親しまれている「セント・ポール大聖堂」

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セントポール大聖堂は、数あるロンドンの建物の中で、最もロンドン市民に親しまれている建物のひとつとなっています。

今ある姿は、1666年に発生した、ロンドン大火の時に倒壊した後、1710年にクリストファー=レン卿という大建築家によって再建されたバロック建築です。

ロンドンを火の海に包み、そのほとんどを焼き尽くした第一次、二次世界大戦の戦火の中で、セントポール大聖堂が奇跡的にその焼失を免れたことにあるようです。
焼け野原の中、堂々とそびえるドームの勇姿に、ロンドン市民は大いに励まされ、心の支えとなり、英国の戦争復興のシンボルとなって今日に至っています。

セント・ポール大聖堂は全長157m、幅76mあり、地上から見上げると巨大な船のように見えます。地上から十字架の最高部までの高さは111.3m、主な建築用石材はイングランド南部のポートランド石を使用しています。時計はBig Tomと呼ばれBig Benと同じ大きさがあり、地下聖堂の広さはヨーロッパ最大を誇ります。

 

ロンドン市内の主要な場所に行くと、そこからセントポール大聖堂を一望できます。これは偶然、ドームが見えているのではなく、ビュー・コリドーという景観規制があるからこそ成立する作られた風景なのです。例えばハムステッド・ヒースやプリムローズ・ヒル、あるいは東部にあるグリニッジ展望台など8つのポイントから、このドームがはっきり見えるように建物に高さ制限がかけられているのです。すなわち、見晴らしの良い丘と、セントポールのドームを結ぶライン上には、ドームを隠す建物や、輪郭を損なうような建物を建ててはならず、この規制を「ビュー・コリドー(眺めの廊下の意)」と呼びます。

また、1981年にチャールズ王太子とダイアナ元妃の結婚式が行われた場所としても有名で、結婚式にこの大聖堂を選んだのも「人々のプリンセスでありたい」という願いからだったといわれています。

2010年6月16日登録

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